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ポラカントゥスは「多くのトゲ」という意味の名を持つヨロイ竜の仲間です。
背中や肩に並ぶトゲ、そして腰を覆う固い装甲板で全身を武装し、敵から身を守っていました。
腰の仙骨盾
ポラカントゥスの一番の特徴は、腰の部分にある仙骨盾(せんこつじゅん)と呼ばれる大きな装甲板です 。

G. M. Woodward, Public domain, via Wikimedia Commons
これは、腰の部分に位置する硬い骨の板で、背骨とくっついた皮骨で構成されており、亀の甲羅のように体を覆っていました 。
ちなみに「仙骨」自体は、われわれ人間や他の動物にもある骨です。
イメージ的には背骨と骨盤を繋ぐパーツです。

BodyParts3D is made by DBCLS, CC BY-SA 2.1 JP, via Wikimedia Commons
ポラカントゥスでは、これが板状に進化したという事です。
多くのトゲ
ポラカントゥスはその名の通り全身トゲで覆われていて、特に胴体の両側には複数の大きなトゲが並んでいたとされます。
これらのトゲは、同時代に生きていたネオヴェナトルやバリオニクスなどの大型の肉食恐竜に襲われた際の、重要な防御手段だったと考えられます 。

Carpenter, Kenneth, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
曲がった爪???
ポラカントゥスは、足の指に曲がった爪を持っていた可能性が指摘された説があります。(明確な証拠は無し)
これは、地面を掘って餌を探すのに役立っていたのではないかと考えられます 。
もしかしたら、植物の根を掘って食べていたのかもしれませんね。
研究史
ポラカントゥスの化石は、1865年頃にイギリスのワイト島で初めて発見されました。
発見者の一人である古生物学者のウィリアム・フォックス師(Rev. William Fox)によって化石が収集されましたが、当初は完全な骨格ではなかったため、研究者たちはその分類に苦労しました。
その後、1887年にハリー・シーリー博士によって、この恐竜は正式に「ポラカントゥス・フォクシイ(Polacanthus foxii)」と命名されました 。属名の「ポラカントゥス」は、ギリシャ語の「poly(多くの)」と「akantha(トゲ)」が由来です。
分類
恐竜
- 竜盤目
- 獣脚類
- 竜脚形類
- 鳥盤目
- 周飾頭類
- 角竜類
- 堅頭竜類
- 装盾類
- 剣竜類
- 曲竜類
- ノドサウルス科
- ボレアロペルタ
- エドモントニア
-
ポラカントゥス
- アンキロサウルス科
- ノドサウルス科
- 鳥脚類
- 周飾頭類
初めて見た時は今よりトゲが少ない姿だったので剣竜なのか鎧竜なのかどっちなんだと戸惑いました。