プテラノドン

プテラノドン

Pteranodon
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  • 🏷️種 longiceps(ロンギケプス)
  • 🕰️時代 白亜紀後期(約8,600万〜8,450万年前)
  • 🌏発見地 北アメリカ(アメリカ・カンザス州など)
  • 📐全長 約1.5〜2m (翼開長は7~9m)

「空飛ぶ恐竜」という印象が強いプテラノドン。
実際は恐竜ではなく翼竜というグループの生物です。
非常に多くの化石が見つかっていたり、映画などのポップカルチャーにも登場し、昔から人気のある生物です。

プテラノドン の画像

トサカの謎

後頭部から後ろに突き出た大きなトサカは、プテラノドンのトレードマークですね。ちなみにトサカの先からくちばしの先までの長さは、成人男性の身長と同じくらいです。

régine debatty, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons

このトサカの役割については、かつては「飛行中の舵(かじ)取り」や「空気抵抗のバランス取り」に使われていたと考えられてきました。

しかし、現在では性別によってトサカの大きさが異なることが判明しています。
大きなトサカを持つのはオスで、メスのトサカは小さく丸みを帯びていました。このことから、ニワトリのトサカのように、仲間へのアピールや異性を惹きつけるための「飾り」としての役割が主だったと考えられています。

【オス(緑)とメス(オレンジ)の比較】
Matt Martyniuk, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

歯のないクチバシ

学名の由来にもなっていますが、プテラノドンのクチバシには歯が一本もありません。 トリケラトプスなどもくちばしを持っていますが、プテラノドンは現生の鳥類のように、完全に歯を失う進化を遂げました。

食事は主に魚で、水面近くを飛びながら、長く鋭いクチバシで獲物をつまみ上げるように捕らえていたようです。化石の中には、胃の内容物として魚の骨が見つかった例もあり、ペリカンのように喉に袋を持っていて、そこに魚を貯めていたという説もあります。

【トリケラトプスの頭骨】
草を切り取るための嘴があるが、咀嚼するための奥歯がある。
Quadell, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

生きていた時代

恐竜時代最後の日、ティラノサウルスやトリケラトプスが空を見上げると、プテラノドンが飛ぶ空を隕石が煙を吹き出しながら横切り……

そんなシーンの映像やイラストを見た事は無いでしょうか?

【生成AI(Gemini)によるイメージ画像】

しかし、このシーンには間違いがあります。

確かにプテラノドンが生きていたのは恐竜時代の末期である「白亜紀後期」ではありますが、この白亜紀後期という期間は3500万年ほどあります。
プテラノドンはそのちょうど中ごろにい聞いた生物で、恐竜が滅ぶ2000万年ほど前に滅んでしまっています。

ティラノサウルスが生きていた時代に、プテラノドンはいなかったということですね。

研究史

プテラノドンという名前は、ギリシャ語で「翼があり、歯がないもの(Pteron=翼、an=無い、odon=歯)」という意味です。 1876年、アメリカの有名な古生物学者オスニエル・チャールズ・マーシュによって命名されました。

最初に発見された化石には頭部がなかったため、当初は別の翼竜の仲間だと思われていましたが、その後に歯のない特徴的な頭骨が発見されたことで、新属として確立されました。

大きさくらべ

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分類

爬虫類

  • 双弓類
    • 鱗竜形類(トカゲ、ヘビ、モササウルスなど)
    • 主竜形類
      • 主竜類
        • 偽鰐類(ワニ類)
        • 鳥頸類
          • 翼竜
            • 嘴口竜亜目(ランフォリンクス亜目)
            • 翼指竜亜目(プテロダクティルス亜目)
              • アズダルコ上科
              • オルニトケイルス上科
              • ニクトサウルス科
              • プテラノドン科
                • プテラノドン

          • 恐竜
            • 竜盤目(ティラノサウルスなど)
            • 鳥盤目(トリケラトプスなど)

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