ランフォリンクス

ランフォリンクス

Rhamphorhynchus
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  • 🏷️種 muensteri(ミュンスターイ)
  • 🕰️時代 ジュラ紀後期(約1億5,000万年前)
  • 🌏発見地 ドイツ(ゾルンホーフェン)、タンザニアなど
  • 📐全長 翼開長約1.2〜1.8メートル

ジュラ紀の空を舞っていた、翼竜の代表格です。 長い尾の先にある「ひし形の舵」と、口から飛び出した鋭い歯が特徴的です。

ランフォリンクス の画像

尾の「舵」

ランフォリンクスの一番の特徴は、細長く伸びた尾の先端にある、ひし形(あるいは木の葉型)の膜です。
これは飛行中に方向を変えるための「舵(かじ)」の役割を果たしていたと考えられています。

後の時代に現れるプテラノドンなどの翼竜は尾が短く進化していますが、ランフォリンクスのような初期の翼竜は、この長い尾を使って空中でのバランスを保っていました。

食性

ランフォリンクスの口には、外側に向かって突き出した鋭い歯が並んでいます。 この歯は、水面近くを飛びながら獲物を捕らえるのに非常に適していました。

【ランフォリンクスの頭骨】
Tim Evanson from Cleveland Heights, Ohio, USA, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons

実際、胃の内容物の化石から魚やイカの仲間が見つかっており、彼らが水辺で採食していたことは間違いありません。

逆に、魚を飲み込もうとした瞬間に大型の魚(アスピドリンクス)に襲われた、劇的な瞬間の化石も発見されています。

【アスピドリンクスに咥えられたランフォリンクス】
Ghedoghedo, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

驚異の保存状態

ランフォリンクスの化石の多くは、ドイツのゾルンホーフェン石灰岩層から発見されています。
ここは非常にきめ細かい泥が堆積した場所で、骨だけでなく、翼の皮膜や尾の先端の形まで、鮮明に保存されていることがあります。

【ゾルンホーフェン石灰岩(ドイツ)で見つかったランフォリンクスの化石】
Hannes Grobe, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

この「奇跡の化石」たちのおかげで、私たちは数億年前の彼らの「本当の姿」を知ることができるのです。

研究史

名前の由来は、ギリシャ語で「嘴(くちばし)のある鼻(Rhamphos=嘴、Rhynchos=鼻・顔)」を意味します。

1847年にドイツの古生物学者ヘルマン・フォン・マイヤーによって命名されました。
発見当初は多くの種が報告されましたが、その後の研究により、それらは成長段階の違いであることが判明し、現在は「ミュンスターリ」という1種にまとめられるのが一般的です

大きさくらべ

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分類

爬虫類

  • 双弓類
    • 鱗竜形類(トカゲ、ヘビ、モササウルスなど)
    • 主竜形類
      • 主竜類
        • 偽鰐類(ワニ類)
        • 鳥頸類
          • 翼竜
            • 嘴口竜亜目(ランフォリンクス亜目)
              • ランフォリンクス科
                • ランフォリンクス

              • ディモルフォドン科
            • 翼指竜亜目(プテロダクティルス亜目)
              • アズダルコ上科
              • プテラノドン科
          • 恐竜
            • 竜盤目(ティラノサウルスなど)
            • 鳥盤目(トリケラトプスなど)

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